オープンハートの梅澤のりです。
30代の女性S様。オープンハートに来られた目的は「どんなに頑張っても最後には自分でダメ出しをしてしまう」というお悩みでした。
就職氷河期と言われていた時代に一部上場に就職したS様。カウンセリングでお話しをお伺いしている時も努力家なのがよく伝わってきました。
ただ、学校でどんなにいい成績をとっても、仕事で上司から良い評価を貰っても、一瞬は「やった!」と嬉しく思えても、すぐに自分へのダメ出しが始まってしまうとのこと。「あの時、何でああしなかったんだろう」「こう言っておけば、もっとスムーズに回ってたのに」と・・・自分へのダメ出し言葉が次から次へと頭に浮かび、結局「やっぱり私って駄目なんだ」という結果にたどり着いてしまうそうです。
以前は、ダメ出しイコール向上心と考えポジティブにとらえようと努力されていたようですが、最近はいつまで頑張らなければいけないのかと思い、「自分に疲れてきました」とのことでした。
S様には年齢退行をご提案し、現在のお悩みの原因になっている過去に戻ってもらいました。そこで、ご自身でも忘れていた場面になり、その時に感じた感情を思いっきり吐き出していただきました。
催眠後のヒアリングでは「全く忘れてたけど、確かにありました」と催眠でみた過去を振り返っていらっしゃいました。その時の体験で心にぽっかりと穴が空いてしまい、大人になってからも、その穴にバンドエイドを貼って応急手当で頑張ってこられていました。ただ所詮は応急処置、穴自体をしっかり埋める作業が必要だったようです。