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日本人と外国人の両親をもつI君との思い出(上)

知り合いの家のお子さん、I君のお話しです。まだ私が30代前半の話しなので、ちょっと昔のお話しです。

 

I君のお父さんは日本人でお母さんはヨーロッパの方。I君のお母さんは白人のお父さん&黒人のお母さんをお持ちなので、I君はホワイト、ブラック、イエローのミックス・・・そしてそのミックス度合いが完璧で、どこから見ても、誰が見てもイケメンのI君。モデルのスカウトもよくされていました。

 

2人でお店にはいると、お店の人や近くにいる人がI君を3度見くらいします。大げさではない!I君といると私はまるで芸能人と一緒にいる感覚でした。

 

ただ、日本ではI君のような人は自分のアイデンティティに苦しみがちです。見た目はほぼ外国人なので、人からは外国人扱いされ、でも、中身は完璧な日本人。またI君の場合はアメリカの血は一切入っていないのですが、日本では「外国人=アメリカ人」みたいな所があるので、「アメリカ人扱いされるのがホントやだ!」といつも言っていました。

 

そんな、人から3度見されるほどイケメンのI君・・・自分のアイデンティティに悩み、人の目が気になり、自分の殻にどんどん籠ってしまい、高校にはいってから不登校になってしまったのです。

 

人から3度見されたことがない普通の顔の私としては、あれほどのルックスをもっていると人生謳歌できるのにと思っていました。プラス・・・普段は日本語のI君ですが、他に2か国語を話します。トライリンガルは結構羨ましい!

 

 

長くなるので(下)に続きます。