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人の顔色ばかり気になる・30代女性

いつも人の顔色ばかり気になる30代女性T様。

人のご機嫌伺いばかりで、言いたいことも中々言えず、モヤモヤ。そしてそんな自分に段々嫌気がさしてきて、どうにかしたいと思うようになったそうです。

 

カウンセリングでご家族のお話しをお伺いすると、お父さんは有名な病院のお医者様、お母さんは専業主婦。大変厳しいお父さんで特に学歴重視の家庭で育ちました。幼少の頃から常に成績優秀であることを求められ、お父さんが正しいと考えること以外は全てダメというような雰囲気が家庭にあったそうです。

 

そんなお父さんに不満をもっていたお母さんは、お父さんがいない時は頻繁に子供達にお父さんの悪口を言っていたそうです。

 

このように母親が父親の悪口を言っていた家庭で育った方達は、幼少の頃に母親から見捨てられてしまうかもという、「恐れ」を持ちます。そして、そんな幼少の頃の恐れが、大人になってからも「人に見捨てられないよう」「人に嫌われないよう」人の顔色をみて、人の機嫌を気にしてしまうのです。

 

一般的には、その恐れをもつきっかけとなった幼少期の出来事に退行します。ただ、現在のT様は「今は問題の根本をみるのは重すぎる」とのことでした。精神的にかなりお疲れということもあり、問題解決よりは、少しでもリラックスできるようにリラックス催眠を希望されました。

 

後日いただいたメールでは、2日ほど下痢だったそうですが、「記憶にある限り初めてという位、深い眠りでした」とのことです。特に最近は夜中に目が覚める日も多くあったため、深く眠れたことでリラックスできている自分を感じられ、催眠を受けてよかったと感じてくださいました。

 

変容のペースはそれぞれ。カウンセリングの後に催眠のご提案をさせていただきますが、その時にクライアント様ご自身が選んだ内容がベストのものです。