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「自分なんて」の声・お姉さんの存在と関係がありました

オープンハートの梅澤のりです。

 

会社を経営しているT様30代女性。

ご自分の好きなことを仕事にし、そこから起業。

 

お話しを伺っていると

大変な努力家でいらっしゃるのが

伝わってきます。

 

また、プライベートでは結婚を前提として

お付き合いされている方がいらっしゃるそう。

 

お仕事もプライベートもスムーズなT様で

周囲からは「いいな」「すごい」と

素敵な言葉をたくさん貰うそうですが・・・

 

それを聞くたびに

「自分なんて」と、否定する

別のご自分がいるそうです。

 

また、どんなに会社の経営が順調でも、

人が欲しがるような物を手に入れても、

どこかに満たされない感覚があるそうです。

 

まずはワークでご家族の関係を見ていきます。

 

1つ気になったのは「お姉さんの存在」

T様の中では

とても大きい存在であることがわかります。

 

年の離れたお姉さんは

成績優秀で、大学も超難関校。

ご両親の自慢であることは勿論、

近所の人たちからも

「〇〇さんの娘さん」と有名な存在だそう。

 

ワークを基に催眠に入ります。

 

出てきたのは人が沢山いる部屋。

おじいちゃんと、おばあちゃんの家です。

ご両親の間に座っている小さいT様。

お姉さんはお母さんの隣りにいます。

 

皆な笑って楽しそうに過ごしています。

和やかな雰囲気。

そして、よく見ると

皆なが見ているのはT様のお姉さん。

 

T様も同じ空間にいますが

「誰も私のことは見ていない」

T様から涙が流れます。

 

そこから、インナーチャイルドセラピーへ

移ります。

 

チャイルドに欲しい物を聞き

一緒に時間を過ごします。

最初は無表情だったチャイルドですが

段々と笑顔がでてきます。

 

催眠から覚めます。

 

今でも、T様とご両親のみが出席する

親戚の集まりでは

そこにいるT様の近況ではなく

お姉さんの近況を聞かれるそうです。

ご自身のことは興味が無いであろうと感じ

T様もご自分から話すこともないそうです。

 

兄弟・姉妹が「秀でている面」をお持ちであったり

ご病気であったりした場合

ご自分以外の存在に

より多くの意識や注意が向けられることから

自己価値観に影響しているケースは

よくあります。

 

自分が幼少期に欲しかった

人からの関心や誉め言葉を

ご自分自身であるインナーチャイルドに

かけてあげることで

T様も満たされていくでしょう。

 

T様、ありがとうございました!