催眠療法を初めて受ける方は「ちゃんと催眠に入れるかな」と心配されます。
催眠状態は誰もが1日に12回前後、体験しています。催眠に入れない人はいません。
朝、目が覚めて布団の中でぼーっとしている状態。夜、布団にはいり、眠りに入りかけている状態。これらは催眠状態です。
ドラマを見ている時、ストーリーに入り込み、嬉しさや悲しさを感じるのも催眠に入っている状態です。
催眠状態とは決して特別な状態でも不思議な状態でもありません。日常的に体験している状態です。
催眠を使ったヒプノセラピーは心理カウンセリングの技法のひとつです。
催眠にはいり潜在意識にプログラミングされた情報の書き換え、削除、追加などを暗示やイメージを使って行っていきます。
イギリスでは1955年に医師会が有効な治療法と認め、アメリカでは1958年に医師会と心理学会が同じく有効な治療法として認めています。
イギリスのキャサリン妃は、催眠を使ったヒプノバーシングで、3人のお子さんを出産なさっています。
顕在意識は、論理的な思考、理性、意志、決断力などを司る領域です。
一方、潜在意識はいわゆる「無意識」のことで、感情、直感、想像力などを司ります。
顕在意識は意識全体の10%程度しかなく、残りの90%は潜在意識が占めています。
催眠療法はこの潜在意識に働きかけるため、強く意識せず、変わることが可能です。
「そういえば、いつも気になっていたことが気にならなくなっていた・・・」という感じです。
催眠状態とは、顕在意識が20~40%、潜在意識が60~80%働いている状態を指します。
催眠中でも顕在意識が働いているため意識は常にあります。
「答えたくないことは答えない」選択もできることから、セラピストや第3者に操られることは一切ありません。
「目に見えないものは苦手」という方や前世の存在に懐疑的であっても催眠の効果は変わりません。「催眠療法を受けてみよう」という意思さえあれば大丈夫です。